TOEIC Part2のテスト対策を知りたい人
「TOEICのPart2って簡単そうだけど聞き取れないことも…。Part2に出題される問題を把握しておきたいです!Part2の効果的なテスト対策や解き方のコツを教えてくれませんか?」
このような疑問を解決していきます。
皆さん、こんにちは。
IF30のほろほろ(@investfrom30)です。
TOEICのPart2をはやい時期からテスト対策しました。
結果、4ヶ月で860点を達成してキャリアアップに繋げることができました。
とはいえ、最初はPart2の正答率が上がらなくて苦労した苦い経験もあります。
TOEIC Part2に関する悩み
- 音声が短すぎて内容が理解できない
- 問題が多すぎて集中力が途切れる
- どうやって勉強したら良いか分からない
この記事を読んでいただければ、このような悩みを解決することができるはずです。
TOEIC Part2(応答問題)を攻略して、一気にスコアアップできるようになりましょう!
この記事の内容
- Part2の解き方の手順:集中力を維持する方法
- Part2の6つの問題パターン:出やすい問題の特徴
- Part2の解き方のコツ:設問を確実に聞き取る重要性
- Part2の効率的な勉強法
TOEIC Part2のテスト対策の重要性
Part2はTOEICリスニング・セクションの2つ目のパートであり、とにかく問題がどんどん進んでいきます。
25回も「質問に対して応答する」という単調な作業が続きますが、私の経験から言えることはPart2でリズムを崩すとパート全体が総崩れしやすいので、何よりも集中力が必要です。
しかし、テンポよくスムーズに回答できれば、Part2の所要時間であるわずか7〜10分程度で大量得点を目指せます。
そんなPart2をボーナスステージに変えるために事前のテスト対策は非常に重要です。
お手元にお揃いですか?
当サイトのTOEICテスト対策の記事は、公式問題集にできるだけイメージを合わせて作成しています。
まだ、お持ちでない人は効率的にテスト対策ができる公式問題集から始めることをおすすめします。
TOEIC Part2の概要
Part2のテスト対策をするために、まずは概要から理解しておきます。
Part2は応答問題と呼ばれています。
Part2は設問に回答するためのヒントが『音声』しかありません。
一見簡単そうに感じるのですが、Part2が一番苦手だという受験者は意外と多くいます。
おそらく初めてTOEICを受験する人は問題用紙を見てビックリするかもしれないが、Part2のページには「Mark your answer on your answer sheet.」としか書いていません。
まさしく「耳だけ頼りにせよ」というTOEIC運営からのメッセージが感じられるパートです。
Part2の問題数
Part2は全部で25個の設問が用意されています。
TOEICリスニング・セクションのNo.7〜No.31に位置しています。
Part2の点数配分
リスニング・セクションに占めるPart2の点数配分は約25%です。
パート | 内容 | 問題数 | 割合 |
---|---|---|---|
パート1 | 写真描写 | 6 | 6% |
パート2 | 応答 | 25 | 25% |
パート3 | 複数人の会話の把握 | 39 | 39% |
パート4 | 一人の会話の把握 | 30 | 30% |
パート5 | 短文穴埋め | 30 | 30% |
パート6 | 長文穴埋め | 16 | 16% |
パート7 | 長文読解 | 54 | 54% |
所要時間はわずか7分〜10分ですので、少ない労力で大量得点を狙える重要なパートと言えます。
TOEIC Part2の解き方の手順
ここからPart2の回答の手順をステップごとに解説していきます。
Part2は設問と選択肢が英語音声で1度だけ流れます。
設問(音声だけ流れる)
- Could you leave the door open, please?(ドアを開けたままにして下さいませんか?)
続けて、このような選択肢の音声が流れます。
選択肢(音声だけ流れる)
- (A) I want to exchange US dollars.(米国ドルを両替したいです)
- (B) OK. I do.(いいよ。そうするね)
- (C) The door was being painted in white. (そのドアは白く塗られているところだった)
設問は「ドアを開けておいてほしい」という意味のお願いの疑問文。
その返答として適切なものは「いいよ。そうするね」の選択肢(B)です。
選択肢(A)「両替したい」と(C)「塗装されていた」は応答の仕方として不自然であるため不正解となります。
このように設問に対して、自然な応答をしている選択肢をマークしていきます。
設問も選択肢も1度だけ英語音声が流れますので、聞き逃すことのないように集中力をキープしましょう。
このドアを開けたまま(閉めたまま)にする問題は毎回のように出題されています。
Part2の解き方の手順
それでは全体的な流れが分かったところで、Part2の具体的な解き方の手順を説明していきます。
手順を紹介
アナウンス
- アナウンス1:Part1(写真描写の問題)が終わるとPart2のDirections(説明){You will hear a question or statement…}のアナウンスが流れる。
- アナウンス2:次にPart2の始まりを宣言する{Now let us begin with question number 7.}のアナウンスが流れる。
解き方の手順
- 手順1:30秒ほど続くアナウンスの間は特にすることはない。(気持ちを落ち着かせ集中力を高めておこう)
- 手順2:設問の音声を聞いて内容を理解する。
- 手順3:選択肢(A)を聞く。正解ならマークして構わない。自信が無ければ次の選択肢を聞く。
- 手順4:選択肢(B)を聞く。正解ならマークして構わない。自信が無ければ次の選択肢を聞く。
- 手順5:選択肢(C)を聞く。ここまで聞いてもっとも自然な応答のセリフをマークする。
これをNo.7〜No.31まで繰り返しやっていくイメージです。
リスニング力が付いてくれば全ての選択肢を聞かなくても正解を判断できるようになるでしょう。
TOEICの他のパートでは4つの選択肢が設けられているのに対して、Part2だけは選択肢が3つであることも特徴です。
明らかに間違っている選択肢を判断できれば、正解にすぐに近づくこともできるため、Part2は初心者でもスコアを上げやすいパートと言えます。
これからTOEICのテスト対策を進める人は、Part2から勉強すると効率が良いかもしれません。
TOEIC Part2の問題パターン
ここからPart2に出題される設問と応答のパターンを解説していきます。
Part2の問題はバラエティ豊かに見えますが、細分化すると6つのパターンしかありません。
- 5W1H疑問文
- Yes/No疑問文
- 平叙文
- 否定の疑問文
- 付加疑問文
- 選択疑問文
パターン別の出題数はおおよそご覧のとおりです。
こちらはTOEICの公式問題集を利用して計算していますが、テスト回によって変動があることをご理解下さい。
パターン | 出題数 |
---|---|
5W1H疑問文 | 9 |
Yes/No疑問文 | 9 |
付加疑問文 | 3 |
平叙文 | 2 |
選択疑問文 | 1 |
否定の疑問文 | 1 |
5W1Hの疑問文
- 5W:What(何)・Why(なぜ)・Who(だれ)・Where(どこ)
- 1H:How(どのように)
このような疑問詞を使って出題される問題です。
この5W1H疑問分のポイントは最初の疑問詞をしっかり聞き取ることです。
疑問詞さえ聞き取れれば問題の内容をおおよそ理解できます。
例題を見てみましょう。
設問
- Where is a post office?(郵便局はどこにありますか?)
選択肢
- (A) Next to that store.(あの店の横です)
- (B) There are two office chairs.(オフィス用の椅子が2脚あります)
- (C) I’ll look at my bank account.(自分の銀行口座を見てみるよ)
「郵便局はどこ?」という場所を尋ねる質問に対して、最も自然な返答は「あの店の横です」の選択肢(A)となります。
文頭のWhereが聞き取れれば、場所について返答している選択肢(A)が正解と判断できます。
こちらに代表的な文頭で始まる疑問詞をまとめてみました。
疑問詞 | 意味 |
---|---|
What kind of | どのような種類の |
What time | 何時の |
How long | どれくらいの長さの |
How many | どれくらいの量の |
How far | どれくらい離れている |
How often | どれくらいの頻度で |
Which one | どちらが |
Whose | 誰の |
Yes/No疑問文
こちらは質問に対して「YES」または「NO」で答えることができる問題です。
- Is this a pen?「これはペンですか?」
- Do you know her?「彼女を知っていますか?」
- Have you ever been to Japan?「日本に来たことあるの?」
このような質問はすべてYESまたはNOで応答ができます。
例題を見てみましょう。
設問
- Are you sure that Mr.Hamasaki will not attend the meeting?(Hamasakiさんが会議に参加しないって本当ですか?)
選択肢
- (A) I want to read the book.(その本が読みたいです)
- (B) Yes, he called me this morning.(はい。今朝、彼から電話がありました)
- (C) In a couple of days.(数日中に)
「会議に参加しないって本当なの?」という『確認のための質問』に対して、最も自然な返答は「はい。今朝、彼から電話がありました」の選択肢(B)です。
ちなみに、Yes/No疑問文は確認または依頼の目的で利用されます。
- 目的1:確認
- 目的2:依頼
確認のための質問にはご覧のようなパターンが存在します。
確認の質問 | 意味 |
---|---|
Are you sure ~ ? | 間違いありませんか? |
Is that true ~ ? | それって本当なの? |
Do you know ~ ? | 知っていますか? |
Is this correct ~ ? | これは正しいですか? |
依頼のため質問の例題を見てみましょう。
設問
- Could you order a cup of coffee, please?(コーヒーを注文してくれませんか?)
選択肢
- (A) Antony maybe knows that.(Antonyがたぶん知ってるよ)
- (B) The copy machine is working.(コピー機は使用中です)
- (C) Sure, do you need sugar for it? (わかった。砂糖は必要?)
「コーヒーを注文してくれません?」という『依頼のための質問』に対して、最も自然な返答は「わかった。砂糖は必要?」の選択肢(C)です。
このような依頼の質問もパターンが大体決まっています。
リストにまとめておきますのでご利用下さい。
Can I ~ | Could you ~ |
Can you ~ | Would you ~ |
Shall I ~ | Would you like ~ |
Would you mind ~ | Would you do me a favor ~ |
平叙文
聞き慣れない言葉かもしれませんが、平叙文とは、I bought this book yesterday.(昨日、この本を買いました)というような、疑問詞ではない普通のコメントのことです。
誰かのコメントに対して自然な返答を考えます。
例題を見てみましょう。
設問
- I bought this book yesterday.(昨日、この本を買いました)
選択肢
- (A) It’s a contemporary architecture.(近代的な建築様式です)
- (B) That’s boat is nice.(あのボートは良いですね)
- (C) It’s popular among young people.(それは若者に人気がありますよ)
「本を買いました」という一般的なコメントに対して、最も自然な返答は「若者に人気がありますよ」の選択肢(C)です。
平叙文に対する応答にはいくつかのパターンが存在します。
- コメントにコメントを返す:It’s nice.(良いですね)のような一般的なコメントで応答する
- コメントに反対する:I think you don’t need it.(あなたには必要ないと思うよ)のような反対の意見を述べる
- コメントに質問する:Where did you buy it?(どこで買ったの?)のような質問をする
平叙文への返答方法は5W1Hのように具体的な答えを持っていないので、一見すると難しそうですが、不正解の選択肢は的外れなものが多いです。
しっかりと聞き取りができれば、正解しやすい問題パターンと思われます。
否定疑問文
否定から入る疑問文のことで、Don’t you …(…しませんよね?) や Isn’t it …(…でないですよね?)のような形をとります。
例題を見てみましょう。
設問
- Don’t you like the restaurant?(そのレストランは嫌いでしたよね?)
選択肢
- (A) I need one thousand dollars.(1000ドル必要です)
- (B) Yes, I do.(はい、好きですよ)
- (C) Turn left at the corner.(その角を左に曲がりなさい)
「嫌いでしたよね?」という否定疑問文に対して、自然な返答は「はい、好きですよ」の選択肢(B)です。
否定疑問文は英語と日本語の返事の仕方が異なるため、慣れていないと間違えやすい問題パターンです。
否定疑問文のポイントをまとめておきます。
否定疑問文のポイント
否定疑問文は肯定の疑問詞であっても、否定の疑問詞であっても、肯定の返答をするときはYes(はい)、否定の返答をするときはNo(いいえ)になります。
Don’t you like the restaurant?(そのレストランは嫌いでしたよね?)
- 肯定の返答:Yes, I do.(はい、好きです)→日本語「いいえ、好きです」
- 否定の返答:No, I don’t.(いいえ、嫌いです)→日本語「はい、嫌いです」
このように日本語で考えるとアベコベになるため、否定疑問文は聞き取りの際の解釈の違いを理解しておくことが重要です。
TOEICで出題されやすい否定疑問文はご覧のとおりです。
否定疑問文 | 意味 |
---|---|
Don’t you … | …しませんよね? |
Didn’t you … | …しませんでしたよね? |
Aren’t you … | …ではないですよね? |
Won’t you … | …する気はないですよね |
Couldn’t you … | …できませんでしたよね? |
Isn’t it … | …ではないですよね |
付加疑問文
平叙文の文末に疑問詞を付け加えることで『確認』の意味を示す疑問文です。
- …, isn’t it?(…ですよね?)
- …, don’t you?(…ですよね?)
このような付加疑問文の形があります。
例題を見てみましょう。
設問
- You watched the movie, didn’t you?(その映画を観たんですよね?)
選択肢
- (A) Yeah, I can recommend it to you.(ええ、あなたにお勧めできますよ)
- (B) A watch is being mounted on the wall.(時計が壁に据え付けられている)
- (C) Two types of tickets.(2種類のチケット)
「映画を観たんですよね?」という確認の質問に対して、最も自然な返答は「ええ、あなたにお勧めできますよ」の選択肢(B)です。
付加疑問文は平叙文の末尾に付け加えられるため、途中まではそれが疑問文なのか分からない難しさがあります。
返答のパターンはYes(はい)かNo(いいえ)で始まることが多いです。
つまり、途中までは平叙文問題として進行しますが、付加疑問詞が加わるとYes/No疑問文に性質が変わる特徴があります。
このような付加疑問文ですが、TOEICによく出題されるものをまとめておきます。
… isn’t it? | … didn’t you? |
… doesn’t it? | … can’t you? |
… aren’t you? | … couldn’t you? |
… don’t you? | … haven’t you? |
ちなみに否定の平叙文には、肯定の付加疑問が付きます。
- You didn’t watch the movie, did you?(その英語は観ていなかったですよね?)
選択疑問文
相手に『AまたはB』の選択をさせるための疑問文で、Would you like A or B?(AとBどちらが好きですか?)やWhich one do you like A or B(AとBどちらの方が好きですか?)などの形があります。
例題を見てみましょう。
設問
- Would you like to read a book, or take a walk afternoon?(午後から、あなたは読書をしたいですか、それとも散歩に行きたいですか?)
選択肢
- (A) I haven’t decided it yet.(まだ決めていません)
- (B) I booked the hotel for you.(あなたのためにホテルを予約しました)
- (C) A cup of tea. (一杯の紅茶)
「どちらが良いですか?」という選択を与える疑問文に対して、最も自然な返答は「まだ決めていない」の選択肢(A)です。
選択疑問文の返答の仕方にもいくつかのパターンがあるため紹介します。
- 一方を選択:I prefer to take a walk (rather than to read a book.)(散歩がしたいな)
- 両方を選択:I like to do both. (両方したいです)
- まだ決めていない:I haven’t decided it yet.(まだ決めていないです)
- どちらでも良い:I don’t mind (either choice.)(どちらでも)
- どちらもいや:I don’t want to do both.(両方やりたくない)
- 選択を第三者に委ねる:I ask Anna.(Annaに聞いてみるよ)
- 条件次第:It’s up to the weather.(天気次第かな)
選択疑問文は音声が長くなりがちですが、or(または)というキーワードがあることがほとんどです。
返答パターンも決まっているため、落ち着いて聞き取りできれば、正解できる問題も多いと思います。
TOEIC Part2の解き方のコツ
ここからPart2をスムーズに回答するための解き方のコツを4つ紹介します。
設問を聞き逃さないよう集中力を高める
設問を聞き逃さないよう集中力を高める
Part2の最大の特徴はなんと言っても、設問の音声が非常に短いということです。
それに加えて「設問が聞き取れないと正解を導き出せない」という難しさがあります。
Part2は問題用紙から得られるヒントが何もありません。
単調な音声が25問連続で流れるため、集中力を維持させることがポイントです。
私がPart2の試験中にやっている集中力をあげる方法はご覧のとおり。
TOEICテスト中の集中力の高め方
- 設問の間に深呼吸をする
- 首周りの軽いストレッチ
音声が流れていない間にこのような行動を挟むことで、集中力の途切れを少なくすることが出来ます。
音声に遅れてしまったら?
Part2では集中力が途切れると、音声に遅れを取ってしまう場合があります。
これはリスニング・セクションで絶対にやってはいけないことですが、Part2ではその可能性が高まりますので、もしもの場合は設問を何問か捨ててしまいペースを取り戻すことを優先しましょう。
Part2の絶対ルール
Part2の絶対的なルール
設問 :聞き取れないと正解が難しい
選択肢:聞き取れなくても消去法で対応できることもある
このPart2のルール理解は非常に重要ですので、ぜひ覚えておいて下さい。
設問と似た英単語に注意する
この記事に出てきた例題にもあるように、設問に出てきたキーワードや発音が似ている英単語を含んでいる選択肢は正解ではない可能性が高いです。
例えばこのような問題です。
・Where is a post office?
- (A) Next to that store.
- (B) There are two office chairs.(同じキーワード)
- (C) I’ll look at my bank account.
・Could you order a coffee, please?
- (A) Antony maybe knows that.
- (B) The copy machine is working.(発音が似ている)
- (C) Sure, do you need sugar for it?
・I bought this book yesterday.
- (A) It’s a contemporary architecture.
- (B) That’s boat is nice.(発音がかなり近い)
- (C) It’s popular among young people.
TOEICは雰囲気回答者に厳しい
このように雰囲気で回答している受験者をふるい落とすために、同一のキーワードや発音が似ている英単語が選択肢に混ぜられています。
すべてこのロジックが成立するとは言えませんが、これまでに発売されている公式問題集で確認する限りでは法則性がありそうです。
ちなみに、Part1・Part3・Part4では設問のキーワードが正解の選択肢に含まれていることがあります。
あくまでもPart2の解き方のコツであることを理解しておいて下さい。
返答のパターンを理解する
Part2で選択肢に利用される返答パターンも理解しておくと、慌てずに回答できるようになります。
質問やコメントに対する返答のパターンは4つに分類されます。
私たちの普段の何気ない会話を細分化してみれば、以下のようになることが分かるはずです。
- 普通に返答をする
- 否定の返答をする
- 曖昧に返答をする
- 逆質問で返答する
普通に返答をする
What do you do after lunch?(昼食後は何をしますか?)
→ I’m going to the library.(図書館に行きます)
このように質問に対して、普通に返答するパターンです。
これまでの公式問題集を分析すると、Part2の半分以上がこのパターンで返答されます。
否定の返答をする
What do you do after lunch?(昼食後は何をしますか?)
→ I don’t have any schedule.(何の予定もありません)
質問に対して否定文で返答するパターンです。
「なにもしない」「なにも決まっていない」というような返答が比較的多く、意表を突かれやすいので注意が必要です。
どのテスト回でも数問出題されています。
曖昧に返答をする
What do you do after lunch?(昼食後は何をしますか?)
→ I ask the supervisor.(上司に尋ねてみます)
上司や責任者の言うとおりにしたり、天気次第で判断軸を変える返答のパターンです。
出題されないテスト回も確認できています。出題されるとすれば1問程度と予想されます。
逆質問で返答する
What do you do after lunch?(昼食後は何をしますか?)
→ Do you want to walk by the sea?(海沿いを歩きたいですか?)
質問に対して質問で返答する『逆質問』パターンです。
かなり意表を突かれますが、逆質問の選択肢が正解であることも比較的多いためしっかり聞き取りしましょう。
出題されないテスト回も確認できており、頻度としては稀かと思われます。
分からなければ消去法を試す
TOEICはとにかく時間に余裕がない英語テストです。
そのため、基本的にタイムロスが発生するので消去法はおすすめしていません。
ただ、Part2は例外的に最終手段として消去法も検討しましょう。
理由としては、Part2の選択肢が3つしかないことが挙げられます。
また、音声が短いので短期記憶としても残りやすいです。
消去法が有効活用できる唯一のパートと考えられます。
不正解の問題の特徴
Part2の不正解の選択肢にはこのようなパターンが多いので、把握しておいても良いかもしれません。
・How was your vacation?(休暇はどうでしたか?)
- 設問と全く無関係:We have a laptop computer.(私たちはコンピューターを所有しています)
- 設問の内容に近いが無関係:The holiday season is coming.(連休がもうすぐきます)
- 発音が似たキーワード:You can check the location on the website.(ウェブで場所を確認できるよ)
消去法はどうしても分からない時に利用する手段ですので、基本的には「正解をピンポイントで拾う」という意識が大切です。
TOEIC Part2の効果的な勉強法
最後にPart2の勉強法をご紹介します。
リスニング・セクション全体のスコアアップに効果がある勉強法はこちらです。
- シャドーイング
- ディクテーション
Part2で高得点を狙いたい場合も、リスニングの基礎学習が必要です。
この2つの学習方法はTOEIC リスニングの勉強法【聞き取れないを解消しよう!】という記事で詳細な解説をしていますのでご利用下さい。
Part2に特化して学習をする場合には、Part1でもご紹介したこちらの書籍がおすすめです。
Part2のテスト対策におすすめの問題集
ポイントは同じ問題集を繰り返しやることかと思います。
そのための教材はなんでもOKです。
多くの問題に挑戦して知見を広げたいと考えてしまいがちですが、ご紹介をしたとおり出題パターンはおおよそ決まっています。
これは全てのパートの練習に言えることであり、反復練習を繰り返してパートに慣れることを優先した方が結果的にTOEIC全体のスコアアップに繋がります。
TOEIC Part2のまとめ
以上がPart2を攻略する上で知っておくべきテスト対策と解き方のコツです。
最後にPart2について私がツイートした内容を記載させて頂きます。
TOEIC Part2の応答問題が苦手な人は設問を正しく聞き取れてない可能性が高いです
— ほろほろ@節約×投資×英語 (@investfrom30) September 17, 2020
こちらのマインドマップを参考にしてどのような設問が出るのか把握してから、公式問題集など利用して反復練習してみて下さい。
Part2は設問が聞き取れなければ正解がすることが難しいことを理解しながら勉強しよう! pic.twitter.com/TUMfCcf5yY
ツイートにあるようにPart2は設問の聞き取りが本当に大切です。
ここさえ出来るようになればTOEICで高得点を取りやすくなるはずです!そのためのヒントはこの記事にすべて詰め込みました。
大量得点を狙えるPart2を効率的にテスト対策して、TOEIC全体のスコアアップにお役立て頂ければ幸いです。
TOEICのテスト本番に備えたい人
これまで頑張ってきたTOEICの勉強をよりしっかり仕上げたい人は、7日間無料で使える『スタディサプリ』がおすすめです。
「どこか抜けている部分はないかな?」と不安な気持ちになりますが、そのような心配を解消できます。
総合的な復習を効率的にできるアプリを利用してはどうでしょうか?
スタディサプリはすべてパートのテスト対策が動画で紹介されており、実践的な練習問題にチャレンジ可能です。
IF30(当サイト)でも無料のテスト対策はできますが、アプリならサクッと終わります。
「なんとか次のテストでスコアアップを目指したい!」と考えている人は、7日間であれば無料で使えますので検討しましょう!圧倒的にブラッシュアップできます。
≫ スタディサプリTOEIC対策コースを試してみる(7日間無料)
コメント