TOEIC860点のレベルと勉強法を知りたい人
「TOEICで860点を目指したい!達成するまでに必要な学習時間や勉強方法が知りたいな。経験者の声を聞かせて下さい!」
こういった要望にお答えしていきます。
この記事の内容
- 短期間で高得点を狙えるか?
- TOEICには効率的な勉強法があります
- 高得点の鍵は『時間のコントロール』です
- 参考書は分散させない
- 単語帳は時間泥棒
この記事の信頼性
IF30の管理人である私(@investfrom30)は昨年4回のTOEIC受験を経て860点を取得することができました。
私がどのような勉強をしてきたのか具体的な方法を説明していきます。
TOEIC860点を4ヶ月で達成した勉強法
本当に短期間で高得点を目指せるか?
皆さんはTOEICの目標スコアを達成するために、どれくらいの学習期間の確保が必要だと考えていますか?
「4ヶ月で860点は難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、勉強方法の工夫によって可能だと思います。
とにかく、がむしゃらにTOEIC学習するという考え方を捨てて、効率性を重視することが大切です。
この記事では、その効率的な勉強法を説明します。
4ヶ月で高得点を達成した私が作ったTOEIC高得点ロードマップも活用してみてください。
毎日1時間の勉強で達成した
私が4ヶ月で860点を達成した時の背景を説明しておきます。
私は医療メーカーの営業をしていまして、平日はそれなりに忙しいです。
当時、3歳の子供の子育ての時期にも重なったため、一日につき1時間程度の学習時間しか確保できない状態でした。
そういった理由もあって、効率的なTOEICの勉強方法とは何か真剣に考えてから学習を進めました。
TOEIC860点|リーディングの勉強法
ここから私が実際にやっていた勉強法を解説していきます。
TOEICの学習で大切なこと
リーディングを効率的に勉強するなら以下のような手順が大切です。
効果的な学習手順
- 一問に使える時間を頭に叩き込む
- 時間を意識して問題を解く
- 同じ問題集を繰り返す
勉強してもスコアアップに繋がらない人はTOEICの効率的な学習手順を理解できていません。
知っている人と知らない人とでは、これからの学習に大きなが差が付きます。
しっかりとTOEICの学習手順を理解して学習を始めましょう!
一問に使える時間を頭に叩き込む
TOEICで高得点をマークするには『全て回答する』という意識が最も重要です。
そのためには、時間配分をしっかり理解しておく必要があります。
途中でタイムアップが一番NG
私は一問ずつ丁寧にマークしたいタイプなんです!
一問ずつ丁寧にマークしていきたい気持ちはすごく分かります。
これは初心者がやってしまいがちなスコアアップを邪魔する行動です。
この記事を読まれている人のなかで、200問すべての問題に挑戦する前に時間切れを起こしている場合は『正答率より回答数を重視する』という意識を大切にしましょう。
とにかくPart7の最後の問題まで行き着くことが大切です。
正答率を上げていくことも必要なんですが、そこに着手するのは全問回答ができるようになってからです!
860点を達成したときに意識したこと
- 第一優先:回答数
- 第二優先:正答率
全てのパートで適切な時間配分が存在する
まずは『リーディングの時間配分』についてしっかり理解しましょう。
時間のコントロールができるようになると、間違いなくスコアアップするようになります。
なぜなら、TOEICは各Partごとに簡単な問題も難しい問題も同じ配点だからです。
難しい問題に時間をかけるとスコアが伸び悩みます。
解ける問題を次々にマークしていく方が、明らかに全体のスコアアップに繋がるのです。
具体的な方法は【うまくいかない人】TOEICの時間配分のコツ【意識を変えよう】をご覧ください。
時間を意識して問題を解く
時間配分の概念が理解できたら、時間配分を意識しながら練習問題を解いていきます。
例えば、Part5の短文穴埋め問題は1問20秒でマークしていきます。20秒使っても正解が分からなければ、潔く適当にマークして次の問題に進みます。
私がよく捨てる問題
NOT問題や長文代入問題などレベルの高いものは、難しいと感じたら速攻で捨ててしまいます。
同じ問題集を繰り返す
効率的な勉強のコツは同じ問題集を何度も解くことです。
え!いろんな書籍の問題を解いたほうが良い気がしますが…
こんなふうに複数の問題集を利用してTOEIC対策したいと考える人もいるはず。
でも、同じ問題集を繰り返す方が圧倒的に効率が良いです。
とにかく問題形成に慣れること
大切なことは幅広く問題を解くことではなくTOEICの問題に慣れることです。
同じ内容を繰り返すことで、TOEICの出題形式や傾向を深く理解することができます。
そして繰り返し問題を解いて、正確性も身に付けていきます。
公式問題集だけでも大丈夫
私は問題の再現性が高い公式問題集を1巻から5巻まで購入して4回ほどリピートしました。
問題文の出だしを見ただけで答えが分かるくらい繰り返し同じ問題集で勉強しました。
このシリーズの公式問題集が新TOEICにも対応しているためおすすめです。
TOEIC公式問題集を使った効果的な学習方法はTOEIC公式問題集の正しい使い方【公式問題集だけで勝負】を参考にしてください。
公式問題集を使った単語学習
基本的に公式問題集から習得できます。
私は頻出でもない単語を覚える作業は、TOEIC対策の観点から考えると非効率だと思っていたので単語帳には手を出しませんでした。
同じ問題集を繰り返し解きながら、分からない単語を一旦ノートにまとめて単語学習を行いました。
問題集の解説ページに出題された単語で重要なものは親切にまとめてくれています。
こういったキーワードを中心にインプットしていけば大丈夫です。
何回も往復していると意外と暗記できます。しかも、問題集とリンクしているため、短期記憶になりにくいです。
単語帳を利用するなら
とはいえ、単語帳を使ったTOEIC対策を完全に否定するつもりはありません。
私もTOEICで860点を達成したあとに、数冊の単語帳で学習をしました。
出題傾向からどの単語帳を使うことが効率的か調べました。
TOEICのおすすめの単語帳はどれ?【TOEICテストの95%をカバーする単語帳の選び方】を参考にしてください。
勉強時間が取れない人も大丈夫
公式問題集は結構分厚くて人によっては、忙しくて全体を通して一気に勉強できないと苦手意識をお持ちになるかもしれません。
そういう方でも問題なし。
特にリーディングに関しては各パートで問題に使用する時間がある程度決まっています。
つまり、「今日はPart5だけ」というふうに回答時間に意識を置いて勉強さえすれば問題ありません。
Part5とPart6を強化する
- Part5:短文穴埋め問題
- Part6:長文穴埋め問題
このパートは結構時間にタイトで目まぐるしく問題を回答していく必要があります。
リーディングの序盤と中盤のセクションですので、ここでモタモタしているとPart7の長文読解問題に全問回答ができなくなります。
このパートが苦手ならTOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問という参考書を利用して対策して下さい。公式問題集以外で唯一オプションとして必要な参考書です。
私は3ヶ月目にPart5・Part6の回答速度と精度を上げるためにひたすらこの問題集を解き続けました。
わからない問題やラッキーで正解した問題にポストイットでマークをして、2週目はそこを重点的に回答しましょう。
Part7はシングルパッセージの簡単な問題から
Part7はTOEICの最難関のセクションと言われていまして、Part5・Part6で十分に時間を余らせないと全問回答は不可能です。
世の中には『スキミング方法』や『ななめ読み』という方法が存在しますが、スコアアップを目指している人はやめたほうが良いです。
正攻法としては、時間に余裕を持った状態で最初から最後まで長文を読んで回答することです。
この時に文章量が少ないページから解くことをおすすめします。
慣れてくれば文章量が少なくNOT問題が含まれていないページから回答するとスムーズです。この時にマークする箇所を間違えないようにして下さいね。
設問は先読みすべき
最近は引っ掛け問題が多く出題され、基本的に全ての長文に目を通さないと回答精度が下がるようになっています。
設問を先読みして長文の内容を理解してから問題に挑戦しましょう。
TOEICのリスニングの勉強法
リスニングも公式問題集に付属しているCDを活用します。練習するよりも『慣れる』感覚に近いです。
リスニング力の無い人がいきなり問題に挑戦しても難しいです…
まずはとにかく英語を聞くということに慣れましょう。
リスニングも繰り返しやる
やり方は簡単です。
リスニング問題の解説ページに会話の内容が文章で載っています。それを見ながらディクテーションやシャドーイングを繰り返します。
結構大変な作業ですが残念ながらリスニングの近道はありません。
学習プランとしてはこのようなものを実践しました。
- シャドーイング
- ディクテーション
- 先読みの練習
- 倍速リスニング
詳しい方法についてはTOEIC リスニングの勉強法【聞き取れないを解消しよう!】という記事のなかですべて解説しています。
移動時間を無駄にしない
リスニングは英語を聞くことに慣れることが大切です。
通勤中や就寝前など「ながら勉強」のような感じで、英語を意識しながら聞き流すのも効果がありました。
脳内ディクテーション
ディクテーションはとても有効なリスニングのトレーニングですが実際にやってみると紙に書き出すのが面倒…
そのため、私は1.5倍速程度で音声を聞きながら「頭の中でディクテーション」を行っていました。
即興で頭の中に英語字幕を作るような感覚です。
正確性は重要ではありませんので、英語の音を拾う感覚でやってみて下さい。
TOEIC 860点の英語レベル
最後にTOEIC860点の英語レベルや凄さをご紹介します。
- 受験者全体の6%以下
- 英語を業務にできる
このスコアを達成できるのは受験者全体の6%以下というすごさがあります。
毎回10万人前後が受験していますので、その中の6%です。
また、英語の業務が必要な会社にも転職やキャリアアップがしやすくなります。
海外事業部などの実務も任せてもらえやすいでしょう。
私の経験としては、外資系企業の営業職として働いているのですが、本社の外国人との同行をする機会が増えました。
これくらいのスコアを達成できたなら、早めに実務を取り入れたほうがTOEICスコアをより有効活用できるかと思います。
それではこの辺りで終わります
今回は860点を取得した際に私がやっていた勉強法をご紹介しました。
私が実際に行った勉強法ですので再現性が高いと思っています。
ご参考にして頂ければ幸いです。
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