TOEICリーディングの勉強法が知りたい人
「TOEICリーディングが全体的に苦手だな…。どうしても時間が足りなくて途中でギブアップしてしまう。もしかして単語力が足りないの?速読の勉強も取り入れるべき?どうやってTOEIC対策すればいいの?」
このような悩みを解消していきます。
皆さん、こんにちは。
IF30のほろほろ(@investfrom30)です。
リスニングよりもリーディングが苦手です。
そのことは分かっていたので、テスト対策はリーディングに集中しました。
TOEICリーディングの悩み
- どうして時間切れになってしまうのか?
- 単語力(語彙力)が足りていないの?
- 速読の勉強が必要なのかな?
このように悩みながら、TOEICリーディングの勉強をやっていきました。
TOEICのリーディング・セクションでスコアが伸び悩んでいる人に向けて、4ヶ月でTOEIC860点を達成した私の学習方法を解説します。
なかなかリーディングのスコアアップをしない人は、以下のような問題点に該当しないでしょうか?
TOEICリーディングのスコアアップを邪魔する考え方
- 時間配分を考えていない
- 回答数より正答率にこだわる
- 問題文を何度も読み返す
- ななめ読みを多用する
- 単語帳の暗記で満足してしまう
これらを踏まえて、特に重要なのはこの3つのテスト対策です。
- 時間配分の徹底的な理解
- TOEICの95%をカバーする単語の勉強法
- 精読を鍛えて読み直しを減らす→結果的に速読になる
この記事では、上記の3つのポイントを軸にした勉強法を解説していきます。
この記事を書いている人
この記事を書いているIF30の管理人ほろほろ(@investfrom30)は、10年の英語学習のグランクのあとに、勤務先で必須化となったTOEICに挑戦して4ヶ月で860点を達成しました。
3歳児の子育ての最中でしたので、1日の勉強時間は1時間程度しか確保できませんでした。
そのため、効率的な勉強方法を考えながらTOEIC対策しました。
特にTOEICリーディングに関しては、時間管理、英文法、精読を中心にテスト対策を行って短期間で高得点をマークすることに成功しました。
TOEICでのスコアも評価され、現在は外資系の医療機器メーカーで英語を使った実務を行っており、さらに英語力を高めている最中です。
私の経験から効率的なTOEIC対策の方法をまとめた、TOEIC 高得点ロードマップ【ここから始めよう!】もぜひ活用してください。
TOEICリーディングの効率的な勉強法
TOEICリーディングのスコアアップを目指すときに必要な学習はなんでしょうか?
英語(言語)を覚えるときに必要な3つの要素がヒントになります。
英語力を上げる3つの要素
- 単語
- 発音
- 文法
これらをバランス良く学習することで、英語の基礎力を強固なものにできます。
私は10年以上前に外国語大学を卒業しました。
大学ではビジネス英語や論文の執筆ができるレベルに引き上げるため、この3つを徹底的に叩き込まれました。
TOEIC対策を始めたばかりの人は、とにかく単語を覚えたり、参考書を読み漁ることが多いと思います。
しかし、基礎部分が無いまま勉強するのは『方向が分からない状態で走り続ける』ことに似ています。
英語力を高めつつTOEIC対策をやっていきたいなら、基礎部分の学習もしっかりやる必要があります。
今回は、TOEICリーディングの勉強法についての記事ですので、『発音』についてはTOEIC リスニングの勉強法【聞き取れないを解消しよう!】をご覧ください。
時間が足りないを解決【正答率より回答数!】
リーディング・セクションを効率的にクリアしていく上で『時間配分』は非常に重要な要素です。
初心者がやってしまいがちな間違った行動の代表例がこちらです。
1問の正答率にこだわり、回答数を重要視しない
「心当たりがあるな…」と感じる人は、TOEICのスコアが頭打ちになっている原因かもしれません。
初心者のころは正答率よりも回答数を意識して、テストに挑戦したほうがスコアが上がりやすいです。
リーディング・セクションは75分で100問に回答する必要があります。
一問の正解にこだわっていると、他の設問に回答する時間がどんどん削られていきます。
理想的な時間配分
リーディングの勉強を進めるにあたって、適切な時間配分は下表のとおりです。
セクション | 開始時刻 | 終了時刻 | 時間 |
---|---|---|---|
Part5 | 13:45 | 13:55 | 10分 |
Part6 | 13:55 | 14:05 | 10分 |
Part7|シングル | 14:05 | 14:30 | 25分 |
Part7|ダブル | 14:30 | 14:40 | 10分 |
Part7|トリプル | 14:40 | 15:00 | 20分 |
テスト対策においては各パートや設問に『制限時間』を設定して、時間内に回答できるようにチャレンジしていきます。
TOEICリーディングの時間配分を理解できれば、飛躍的にスコアアップに繋がるはずです。
詳しくはTOEICの時間配分のコツという専用記事をご覧ください。
TOEICに必要な英単語【その単語帳で大丈夫?】
英単語を学習する際に、単語帳を利用する人が多いかと思います。
単語帳には様々な種類がありますが、TOEICに出てくる単語を豊富にカバーしたものを利用することをおすすめしたいと思います。
TOEIC対策の効率を上げるため、以下の条件が揃った英単語帳を使いましょう。
- TOEIC用の単語帳である
- 3000単語が掲載されている
- 発音記号の記載がある
この条件さえ満たしていれば、出版社や著者などはあまり重要ではありません。
どうして3000単語かと言えば、TOEICで出題される単語数がご覧のようになっているからです。
私がおすすめする英単語帳はTOEICスピードマスターです。
1冊で900点以上の語彙力を習得することができます。
適切なTOEIC英単語帳については、TOEICのおすすめの単語帳はどれ?【TOEICテストの95%をカバーする単語帳の選び方】で詳しく解説します。
英単語の勉強法
単語の勉強はどうしても暗記作業になります。
楽をして覚える方法はありませんので、10個ずつでも良いので毎日やるようにしましょう。
単語だけを覚えるのではなく、例文と発音にも目を通したほうが良いです。
まずはひと通りページをめくっていき、知らない単語に付箋を貼っていきます。
次の日に付箋を貼っているページを中心に復習をしましょう。
毎日繰り返しやると、短期記憶から抜け出すことができます。
基本的に「使わなければ覚えられない」と考えておいた方が良いですので、発声しながらやると効果が上がります。
アプリはどうか?
英単語を覚えるのに「みかん」などのアプリが人気です。
アプリのほうが覚えやすいという人は、自分にあった勉強法を取り入れるべきです。
さらに効率を上げるために、7日間の無料トライアルの期間にスタディサプリで一気に英単語を覚える人もいます。
ツールはなんでも大丈夫で、大切なのは継続性です。
速読よりも先にやること【精度を高めよ!】
「TOEICリーディングの最後の問題までたどり着けない!」と困っている人の中には、『速読』に興味を持っている人もいるはずです。
しかし、速読の前に文法や単語をやるべきです。
問題を読み返さない→速読に繋がる
TOEIC対策の中では『文法』はないがしろにされがちですが、非常に重要です。
文法を理解できていると英文を『正しく読める』ようになります。
TOEICリーディングの長文問題が苦手に感じている人は、なんども問題文を読み返していませんか?
それが結果的に『読むスピード』を低下させる原因になっています。
そのため、文法と単語の勉強を強化して『読み直し』を減らすことで、読む速度も改善してくることは間違いありません。
「文法は苦手意識もあったから、ちょっと遠ざけていたな…」と思う人は、すぐに行動を始めましょう。
速読の練習ではなく、長文を正確に読む練習が本質的な勉強法であることを忘れないで下さい!
効果的な長文の精読方法
知らない単語を減らして、文法表現の知識を増やせば途中で止まることなく長文を読めるようになります。
まずはTOEICの問題集で長文にチャレンジしてみて、分からないと思ったら以下の画像のようにセンテンスを細分化していきます。
最初は上手くいきませんので、気長にコツコツやりしょう。
- 知らない単語
- それぞれの単語の役割
そもそも英文法の基礎すら分からない場合は、『5文型』がどういったものかから始めましょう。
初心に帰って基礎学習するなら、中学校の授業でも採用されている『Evergreen』がおすすめです。
「今から中学生の勉強?」と思うかもしれませんが、TOEICに関しては中学英語を覚えれば、後は英単語を伸ばすだけで800点以上狙えます。
1ヶ月ほど根気強くやっていると、考えなくてもセンテンスの構造が分かるようになるはずです。
TOEICリーディングの各パートの勉強法
ここから各パートの効率的な勉強法について解説をしていきます。
冒頭でお伝えした『時間配分』を意識しながら学習を進めましょう。
Part5(文法問題)
Part5は出題される文法問題のパターンがおおよそ決まっています。
品詞や動詞(変化形)の文法問題を中心に学習していきましょう。
Part5は1問あたり20秒で回答していくのが望ましいです。
消去法で無駄な時間を使うなら、次の設問に進むべきかと思います。
Part6(長文穴埋め問題)
Part6は長文が4つ用意されており、それぞれの長文に設問が4つあります。
1つの長文に2分〜2分30秒の制限時間を設定して回答します。
Part6は穴埋め問題ということもあって、空欄の前後だけ部分的に読む人が多いです。
しかし、最近のPart6は『フレーズ挿入問題』が頻出であり、長文をすべて読まないと正解できなくなってきています。
長文を最初から最後まで丁寧に読んで、回答するようにしましょう。
Part7(長文読解問題)
Part7は情報源が1つのシングル・パッセージ、2つのダブル・パッセージ、そして3つのトリプル・パッセージに分かれます。
長文の内容によって難易度が変わりやすいです。
シングル・パッセージは比較的簡単な問題が多い『メール返信』や『チャット』の長文からやることをおすすめします。
『論評・社説』は上級者でも難しいこともあります。
ダブル・パッセージとトリプル・パッセージは読み進めないと難易度が分かりませんので、時間配分をしっかり意識しながら順番に回答しましょう。
TOEICリーディングの勉強に必要な参考書など
ここまでの内容を簡単にまとめます。
TOEICリーディングのスコアアップに繋がる勉強
- 各パートの時間配分を理解して厳守する
- 英単語(3000語)の習得
- 文法の習得
- 正確に長文を読む練習
TOEICリーディングで高得点を目指すためには、どれも必要不可欠な要素です。
これらの知識やスキルを習得するために、役立つ参考書と問題集を紹介します。
リーディング全体の勉強に役立つ!
TOEIC公式問題集
時間制限を意識したリーディング問題の回答はもちろんのこと、現在発売されている公式問題集を揃えれば、英単語やイディオムも90%近くをカバーできます。
なによりTOEICを運営しているIIBCが作成している問題集なので、TOEICの傾向をそのまま理解できるのがおすすめのポイントです。
こちらの公式問題集を軸にして、TOEICの勉強を進めると良いです。
当サイトで推奨するTOEIC公式問題集の利用方法を【効率的に】TOEIC公式問題集の正しい使い方【スコアアップ】で解説しています。
英単語の勉強に役立つ!
スピードマスター
TOEICに頻出の3000単語が収録されています。
発音記号や例文も豊富に記載されており、付属CDを活用すればリスニングへの応用もしやすいです。
文法の勉強に役立つ!
文法問題 でる1000問
TOEICのPart5とPart6を徹底的にクリアするための良質な問題集です。
1000以上の文法問題が収録されており、こちらをしっかり勉強すればTOEICに出題される文法問題はほぼクリア可能です。
文法問題でる1000問がなぜTOEIC対策に必要なのか『TOEIC文法問題でる1000問』のレビュー記事【効果的な使用方法も解説】で説明しています。
一億人の英文法
英会話ができるようになるための英文法の参考書ですが、TOEIC対策にも有効です。
そもそも文法の知識がない人は、文法について基礎から学べる良書と言えます。
IF30ではこちらのカテゴリに分けて、本当にTOEICの勉強に役立つ参考書をご紹介しています。
沢山の参考書に手を出すと知識の重複がおこり、時間ばかりかかって効率的ではありません。
詳しくは【ついに決定!】本当に役立つおすすめTOEIC参考書はこちらで解説します。
TOEIC リーディングの勉強法(まとめ)
以上がTOEICリーディングの効率的な勉強法です。
今回の記事のポイントをまとめておきます。
- 時間配分の徹底的な理解
- TOEICの95%をカバーする単語の勉強法
- 精読を鍛えて読み直しを減らす→結果的に速読になる
このあたりを意識して勉強をするだけでも、TOEICのスコアアップは飛躍的に上昇するはずです。
全体的な勉強法のイメージが分かったら、それぞれのパートのテスト対策に進んでいきましょう。
IF30ではだらだらTOEICを勉強するのではなく、4ヶ月から6ヶ月で800点以上を達成することをおすすめしています。
そのために必要なコンテンツを配信していきますので、今後とも宜しくお願いします。
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