TOEICの結果発表について気になる人
「TOEICを受験したけど結果はいつ分かるのかな?スコアカードが手元に届くまでどれくらい待てばいいの?結果表のグラフの見方や次のTOEICテストに繋げる活用方法を教えて下さい!」
このような質問にお答えします。
この記事で分かること
- TOEICの結果発表の日程と時間
- TOEICの結果がいつ届くのかおおよそのスケジュール
- TOEICの結果を最短で確認するならネットを利用する
- TOEICのスコアカードに記載されている結果の見方
- TOEICの結果の有効期限は2年ではない
いつ届く?TOEICの結果発表の日程と時間
TOEIC公開テストの結果の確認方法は2つあります。
- ネットで確認する(17日後)
- 公式認定証の郵送を待つ(30日以内)
このどちらかの方法で受験したTOEIC公開テストの結果を知ることができるのですが、結果発表の日程に関してはおおよそのスケジュールが組まれています。
TOEIC公式サイトにあるテスト結果の通知で確認すると、開催が発表されているテスト回では下記のようなスケジュールになると考えられます。
現在のTOEIC試験は午前・午後の2つのブロックに分かれていますが、ネット表示日と公式認定証の郵送日は同じです。
2023年度の日程
試験日 | ネット表示開始予定日 | 結果発送予定日 |
---|---|---|
2023年4月23日(日) | 2023年5月10日(水) | 2023年5月23日(火) |
2023年5月21日(日) | 2023年6月7日(水) | 2023年6月20日(火) |
2023年6月25日(日) | 2023年7月12日(水) | 2023年7月25日(火) |
2023年7月23日(日) | 2023年8月9日(水) | 2023年8月22日(火) |
2023年8月20日(日) | 2023年9月6日(水) | 2023年9月19日(火) |
2023年9月10日(日) | 2023年9月27日(水) | 2023年10月10日(火) |
2023年10月1日(日) | 2023年10月18日(水) | 2023年10月31日(火) |
2023年10月29日(日) | 2023年11月15日(水) | 2023年11月28日(火) |
2023年11月19日(日) | 2023年12月6日(水) | 2023年12月19日(火) |
2023年12月10日(日) | 2023年12月27日(水) | 2024年1月9日(火) |
参考:2023年度TOEIC® Program公開テスト日程について
試験日 | ネット表示 | 公式認定書 |
---|---|---|
2022年1月16日 | 2022年2月2日 | 2022年2月15日 |
2022年2月20日 | 2022年3月9日 | 2022年3月22日 |
2022年3月27日 | 2022年4月13日 | 2022年4月26日 |
2022年4月17日 | 2022年5月4日 | 2022年5月17日 |
2022年4月24日 | 2022年5月11日 | 2022年5月24日 |
2022年5月29日 | 2022年6月15日 | 2022年6月28日 |
2022年6月26日 | 2022年7月13日 | 2022年7月26日 |
2022年7月24日 | 2022年8月10日 | 2022年8月23日 |
2022年8月21日 | 2022年9月7日 | 2022年9月20日 |
2022年9月11日 | 2022年9月27日 | 2022年10月11日 |
2022年10月9日 | 2022年10月25日 | 2022年11月8日 |
2022年11月6日 | 2022年11月22日 | 2022年12月6日 |
2022年12月4日 | 2022年12月20日 | 2023年1月3日 |
試験日 | ネット表示 | 公式認定書 |
---|---|---|
2021年4月11日 | 2021年4月28日 | 2021年5月11日 |
2021年5月16日 | 2021年6月2日 | 2021年6月15日 |
2021年6月13日 | 2021年6月30日 | 2021年7月13日 |
2021年7月11日 | 2021年7月28日 | 2021年8月10日 |
2021年8月8日 | 2021年8月25日 | 2021年9月7日 |
2021年9月5日 | 2021年9月22日 | 2021年10月5日 |
2021年10月10日 | 2021年10月27日 | 2021年11月9日 |
2021年11月7日 | 2021年11月24日 | 2021年12月7日 |
2021年12月5日 | 2021年12月22日 | 2022年1月4日 |
2019年に4回受験した私の経験から言えることは、ネットはピンポイントで所定日・所定時刻に結果発表があります。公式認定証の郵送は27日〜30日後に届くことが多かったです。
TOEICの結果を最短で確認するならネット
TOEICのテスト結果をできるだけ早く知りたい受験者も多いはずです。
その場合は、ネット(オンライン)を利用すれば、公式認定証の郵送を待つよりも約2週間早く結果を確認できます。
オンラインから受験申込をする
ネットでテスト結果を確認するには、TOEICの受験申込をインターネット経由でする必要があります。
ネット経由で申込をする時には[テスト結果のインターネット表示]の項目を[利用する]にチェックを入れます。
TOEICの公式サイトに会員専用のログインページが準備されていますので、アクセスして会員登録を済ませておきましょう。
ネットでの結果発表の時間は、だいたい12時30分〜12時59分です。
この間にメールでお知らせが入ります。
銀行振込やコンビニ支払いですと、ネットの結果発表は利用できません。
その場合は、公式認定証の郵送を待つしかありませんので、30日以内に届くの待っておきましょう。
TOEIC IPテストは結果発表も早い
IPテストという団体試験でTOEICを受験した人は、結果発表が早い場合があります。
IPテストは比較的少人数で開催されるTOEICの準公式テストであるため、スコアレポートと呼ばれる成績表が約1週間で手元に届きます。
公開テストは受験者が多い
個人で受験する公開テストの結果発表が遅い理由は、受験者が多いからです。
最近のTOEIC公開テストでは、1回あたりの試験に10万人近くが受験をしています。また、公式認定証という成績表が発行されるため準備に時間がかかるものと推察できます。
TOEIC公式認定証の結果の見方
ネットの結果発表では、リスニング・リーディングのそれぞれの点数(スコア)と合計点を知ることができます。
こちらが実際のネットで見られるテスト結果です。
速報性が重視されているためか、内容はとてもシンプルです。
こちらは公式認定証です。
私が2019年9月に受験した公開テストのものになります。
リスニング5点〜495点、リーディング5点〜495点で分かりやすく結果が表示されていますね。
公式認定証には、点数に加えて各パートの『強み弱み』も解説されています。
ピンポイントな内容で不足している部分が書かれていることもありますので、このアドバイスを元に次のテストに繋がる勉強法を考えましょう。
公式認定証に記載されていること
公式認定証には[ABILITIES MEASURED](推測される能力)という項目で、リスニングとリーディングのより詳細なパフォーマンスを確認することができます。
以下にあるそれぞれの項目を0%〜100%の間で、本人と受験者全体の平均を比較できる内容になっています。
リスニングのAbilities Measured |
---|
短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる |
短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
長め会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる |
フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる |
リーディングのAbilities Measured |
---|
文書の中の情報をもとに推測できる |
文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる |
ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる |
語彙が理解できる |
文法が理解できる |
この[ABILITIES MEASURED]のグラフは、Average(平均)に対してYour percentage(あなたのパーセンテージ)がどれくらいかを比較するために利用します。
例えば、簡単な回の試験で考えてみます。
問題が比較的簡単であったため、[語彙が理解できる]という項目で80%のパフォーマンスを得ることができました。
一方で、他の受験者にとっても問題が簡単であったため平均は70%となっており、80%を取れたからと言って凄い結果とは言えないことが分かります。
今度は反対に難しい回の試験を受けたとしましょう。
[文法が理解できる]の項目で80%のパフォーマンスを得ることができた一方で、公開テスト全体の平均が50%であれば、他の受験者には難しく、全体のパフォーマンスより随分と勝っているということが分かりますね。
この[ABILITIES MEASURED]は全体の平均からのプラスとマイナスの乖離値を見るために利用して、不足している部分を補う材料にしましょう。
公式認定証の結果から分かる英語レベル
TOEIC公開テストで入手できる公式認定証を活用すれば、現在のリアルな英語レベルを把握することができます。
詳しくは、TOEICの点数(スコア)から見る英語レベルは?【100点ごとの目安を解説します】という記事で紹介をしていますが、おおまかな英語レベルはご覧のとおりです。
点数 | 英語レベル |
---|---|
400点未満 | 英語の基礎力がまだ足りていない |
500点 | 部分的な情報をもとに簡単な英会話ができる TOEIC公開テストの平均点 |
600点 | ゆっくり時間をかければ意思疎通をした簡単な英会話ができる |
700点 | ところどころ分からない部分はあるが、おおよその英会話ができる 海外業務で働きたいなら必要な点数 |
800点 | 専門的な用語がなければ、ある程度スムーズに英会話ができる 大手外資系企業で必要な点数 |
900点以上 | 専門的な用語がなければ、スムーズに英会話ができる 意匠翻訳・ビジネス通訳など英語に特化した仕事ができる |
履歴書にかけるのは500点から
TOEIC公開テストの平均スコアは500点〜545点が多いとされています。
そのため、就職や転職活動で履歴書にTOEICの点数を書くなら500点は目指したいところです。
海外業務をやりたいなら700点から
企業の海外業務をやっていきたい人なら700点を目標にしましょう。
公式認定証に書かれているアドバイスを見て、長所はどんどん伸ばし、短所は早めに解決していく姿勢で取り組みましょう!
スコア帯別の適切な勉強のやり方は『TOEIC 高得点ロードマップ【ここから始めよう!】』の記事で体系的に学習できます。
TOEICの結果の有効期限は2年ではない!
TOEICのテスト結果は有効期限が2年だと聞いたんですけど本当ですか?
TOEICのテスト結果に関して、このような噂を聞いたことがある人も多いはずです。
結論から言いますと、これは間違っています。
TOEICのテスト結果には有効期限は設けられていません。
このような噂の原因はTOEIC公式認定証の再発行期限が受験から2年であるため、勘違いしている人が多いと予想されます。
TOEICの結果に関するQ&A
最後にTOEICの結果にまつわるよくある質問に回答していきます。
TOEICの結果発表でテスト全体の平均点は分かりますか?
郵送で手元に届く公式認定証にはテスト全体の平均点は書かれていません。
各回の公開テストの平均点が気になる人は公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧という公式ページに後日アップされるので、そちらで確認するようにしましょう。
TOEICの公式認定証が30日過ぎても届きません
TOEICの運営団体によれば、公式認定証は必ず30日以内に届くように手配がされているそうです。
宅配事業の繁忙期、天候の影響などで稀に遅れることもあるようですので、35日を経過しても届かなければ、本人から連絡をする必要があるそうです。
65日を経過して未着を申告しても、再発行手数料が発生するそうなので早めに対応が必要です。
今現在、30日を過ぎて公式認定証が届かないと心配されている方は、TOEIC公式サイトにあるお問い合わせページから連絡してみてはどうでしょうか?
TOEIC IPテストは公式認定証は届かない
たまにある勘違いで、TOEIC IPテストを受験している場合は、スコアレポートと呼ばれる別の結果表が付与されます。
TOEIC IPテストでは公式認定証が発行されませんので、学校や会社などの団体で受験していないか確認をして下さい。
TOEICの公式認定証は再発行できますか?
TOEIC公開テストは受験日から2年以内であれば、公式認定証の再発行が可能です。
公式認定証の再発行のページより、申請書類をダウンロードして事務局へ郵送しましょう。再発行手数料は1枚につき550円(税込)です。
結果を真摯に受け止めステップアップ
以上がTOEIC公開テストの結果に関する情報です。
TOEICでスコアアップを目指したいなら、目標を決めて、それに向けた勉強をするしかありません。
その時に有効活用できるのが、今回ご紹介した各種テスト結果です。予想していたより結果が悪ければ、落ち込んでしまうものですが、まずは真摯に結果を受け止めて現状を把握する前向きな姿勢が重要です。
手元に届く公式認定証のアドバイスは、いわば皆さんを正しい方向に導くための案内図。それ見ずに闇雲に目的地を目指しても、最短距離を利用することは難しいように思います。
現在の自分の英語レベルをしっかりと把握して、効率的にステップアップできるように活用してみて下さい。
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