就職活動で嘘のTOEICの点数を申告しようとする人
(心の中の悪魔)「就職活動を有利にするためにTOEICの点数を高めに申告しよう!本当は500点だけど700点くらいにしても大丈夫っしょ!」
(心の中の天使)「嘘なんてついちゃダメ!そんな嘘はいずれバレて大変なことになりますよ!」
就活で嘘のTOEICスコアを申告してもバレないか解説します。
皆さん、こんにちは。
IF30のほろほろ(@investfrom30)です。
今回は、少しグレーなお話。
「就職活動で嘘のTOEICスコアを申告してもバレないのか?」という悪魔のささやきについてです。
結論からお伝えすると「バレないことの方が多いです」
理由は採用する側の企業が、そこまで詳しく調べないからです。
また、高度な英語が必要な実務を最初からする場合は、募集要項に英語資格の証明書の提示を求めていることが一般的です。このような場合は予防線が張られていると言えます。
私の知るかぎり不届きな行為を行っても就活中はバレにくいでしょう。
ただし、社会人11年目の私からのアドバイスは、こういった嘘には大きな落とし穴がありますし、正直ベースで生きていった方が人生豊かになります。
嘘なんかつかないで就職活動をされることをおすすめします。
とはいえ、「自分のことをよく見せたい」・・・
就活を経験した、昔の私もそう思っていました。TOEICの嘘についても、なんとなく、その気持ち分かります。
しかし、やるべきではない明確な理由も存在ます。
- 『信頼』には信頼が返ってくる
- 『裏切り』には裏切りが返ってくる
また、英語ができる人からすると「そんなに英語力は高くないけど本当かな?」という印象を持つことがあります。
→結論、やめておきましょう。
この記事の内容
- TOEICの点数の嘘、就活でどれだけ役立つの?
- 落とし穴!TOEICの嘘、就活後にバレるかも
- バレたらどうなる?TOEICの嘘はあなたの信頼を無くします
この記事を書いている人
この記事を書いているIF30の管理人ほろほろ(@investfrom30)は、10年の英語学習のグランクのあとに、勤務先で必須化となったTOEICに挑戦して4ヶ月で860点を達成しました。
3歳児の子育ての最中でしたので、1日の勉強時間は1時間程度しか確保できませんでした。
そのため、効率的な勉強方法を考えながらTOEIC対策しました。
(参考)TOEIC 860点超えを達成した勉強法【4ヶ月で攻略可能】
TOEICでのスコアも評価され、現在は外資系の医療機器メーカーで英語を使った実務を行っており、さらに英語力を高めている最中です。
私の経験から効率的なTOEIC対策の方法をまとめた、TOEIC 高得点ロードマップ【ここから始めよう!】もぜひ活用してください。
TOEICの点数の嘘、就活でどれだけ役立つの?
就活生なら、少しでも自分の価値を上げたいと考えるはずです。
中にはTOEICの点数について嘘の申告をしようとする人も、少なからずいるかもしれません。
「え?そんな人いるわけないでしょ!」と思うかもしれませんね。でも、事実として月間100人くらいが[就活 TOEIC 嘘]で検索しているんですよ。
就職活動を有利に進める方法は、人それぞれだと思います。
しかし、その『嘘』がどれくらい役立つものか、考えてみてはどうでしょうか?
そもそも就活でTOEICってどれほど重要なの?
私は働いている外資系企業で、営業部門の一次面接を担当することがあります。
面接をする側の立場からすると、そこまでTOEICを重要視することはありません。
「営業職だから英語がいらないのでは?」と思うかもしれませんが、外資系の企業であるためレポートラインに外国人が含まれています。
英語ができる人には、英語の報告書を書いてもらっています。
キャリア採用の面接をやっている経験から思うことは、「新卒の就職活動でTOEICの点数はそこまでプラス評価にならないのでは?」ということ。
理由は簡単で『TOEICスコア=即戦力』ではないからです。
就職活動を控えた大学生なら、TOEICを受験されている人が多いので、あまり差別化もできないように感じます。
TOEICスコアより大切なもの
多くの企業で共通していると思いますが、新卒生は社会人としてまだまだ未熟なので、『個人の能力』よりも『人柄』や『これまでの経験』で採用判断をしているはずです。
出身大学(高校)> 人柄や経験 >>> 個人の能力
つまり、個人の能力よりも人間性を見られているわけです。
それなのに、TOEICの点数について嘘をつくのはナンセンスだと思いませんか?
TOEICの点数の嘘は就活で役立つか? →結論、役に立ちません。
落とし穴!TOEICの嘘、就活後にバレるかも
『TOEIC700点以上』というような採用条件を設定している企業が中には存在します。
こういった場合はどうでしょうか?
証明できるものがない
英語資格の保有を採用条件にしている企業は、証明書の提示を求める可能性が極めて高いです。
そのとき、「スコアレポートを紛失してしまいまして…」など嘘を重ねる必要が出てきますので、最初から正直な気持ちで就職活動するべきです。
実務でバレる可能性大!
証明書の提出は必要なかったけれど、TOEICのスコアを評価対象にしている企業は、英語を使う機会が多いはずです。
とりあえずTOEICだけやってきた人にお伝えしておきたいことは、たとえTOEIC990点を達成したからと言って、英語の実務を完璧にできる訳ではありません。
厳しい意見ですが、英語実務を前にして、TOEICのスコアなどあまり意味がありません。
しかし、採用の段階ではTOEICで良いスコアを保有しているから、英語ができる人と見なされることもあります。
この時に「新人の〇〇さんが英語できるようだから任せてみるか」となって、大きなギャップの壁にぶつかることになります。
あれ…?TOEIC700点って聞いたけど、予想よりレベル低いな…?
TOEICの嘘は就職活動の最中よりも、入社したあとにバレやすいことを理解しておいたほうが良いと思います。
TOEICスコアの嘘がバレたらどうなる?
ここまで就活でTOEICの嘘がバレるかどうか話しをしてきました。
結論としては、「やめておきましょう!」ということなんですが、もしもバレたらどうなるか説明します。
あなたの信頼がなくなる
冒頭で社会人になると『信頼』には信頼が、『裏切り』には裏切りが返ってくると言いました。
私が話を盛っているのではなく、本当のことなんです。
学生のころはクラスメートの中に『明確な利害関係』ってありませんよね?
性格が合わないと感じれば、ムリに付き合わなくても日々を過ごしていけます。
それが社会人になると、性格が合うどうかで仕事をする相手を選べなくなります。
そこで重要になってくるのが『信頼』です。
仲が良い、悪いに関わらず、信頼できる相手なのかで物事が進んでいきます。
だから、信頼には信頼、裏切りには裏切りが返ってくるようになるんです。
そして、TOEICスコアの虚偽申告は明確な裏切り行為です。
もしもバレたとしても「いや…実はどうしても採用してもらいたくて…」と言い訳をして、その場をしのげるかもしれません。
致命的なのは、あなたの信頼が地に落ちること。
最悪、TOEICの嘘が原因で内定の取り消しも考えられます。
リスクが高すぎて、私なら絶対にやりません。
正直ベースで自分の実力を上げよ!
就活でTOEICスコアの嘘をつくのは、リスクが高いことがお分かり頂けましたか?
とはいえ、自分の価値を少しでも上げたいと考えるのは自然なことです。
英語の実力と一緒にTOEICのスコアも上がれば、嘘に頼らなくても済みます。
他の就活生よりも1歩リードしたいという人はTOEICで600点以上を目標に学習を行いましょう。
600点前後であれば、比較的短期間でスコアアップを目指せますよ。
IF30でまとめたTOEICの高得点学習ロードマップを活用してみて下さい。
コメント